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今回はこまめに途中撮影してます



ラフ画と言っても一発勝負のつもりで緊張感をもって始める。
波の線等などはこの段階で描いても消してしまいますが
細い線を描く実践トレーニングのつもりで真剣に。
ここで気持ちよく線がひけると波に乗れます(笑)






赤青黄色でざっと雰囲気を出す。
最初の線がうっすら残るよう調整してます。
海の絵は「青と緑」の寒色が多いので、初めにピンクやオレンジを下に塗っておくといい
・・・んじゃないかな?
やさしい雰囲気になる気がする。






波や海の底に感じる緑系を塗る。
下の色が透けるよう割と神経使ってますが
正直慣れてますので苦にはなりません。
砂地にもなんとなく砂っぽい色をそれっぽく(?)
空も水色系を薄くかけて明るく明るくしていきます。
空気の層をかけていく感じ(?)






この段階の制作手順は説明し辛い。
透明感のある青や緑を割と厚めに塗っていきますが
これまで塗った色を完全に消さないようわざとムラをつくる。
砂地と波打ち際の辺りが一番難しい。
透明な水がちゃんとボリュームをもって砂の上にのっている雰囲気を意識して!

山も緑で明るくしてます。空ももう一層。




ここから明るい波やキラキラを載せていきます。
白い線はなかなかうまく細い線が描けませんが
一番大事なのはやはり「筆の質」です。
私はやはり広島の熊野筆を使ってます。
何がいいって?筆先がずっと広がらず長持ちします!
やさしく使ってあげれば・・・。






焦らずに明るい線と暗い影を日を分けて塗っていく。
横の波(動き)が多いので少し縦に太陽の反射(キラキラ)を入れる。
太陽の位置は自分の都合に合わせて動かします。
とりあえず万策尽きてサインを入れました。
当分見ないでおく。



↓が完成。何をしたかわかるかな?



とびしまビーチU
2017
F10号
455x530mm
油彩・キャンバス


空も山も海ももう一段階明るくしてます。
かなり時間と神経使いましたが、
その割にはあまり変わってないなぁ(泣)







シンプルで開放感のある額にしました